バスケットボールタイム

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おまえバスケ楽しいか?

 今日は、私が塾生たちにバスケのプレーや考え方、練習方法を教えるようになったきっかけをご紹介します。

 塾生たちとバスケをはじめた当初、私はみんなと楽しくプレーすることはあっても、技術的なアドバイスをしたり、ダメ出しをするようなことはありませんでした。

 ところが、ある生徒が塾に入塾したのをきっかけに、私の考えが少し変わりました。その生徒は、強豪校のバスケ部に所属し、2年生ながらレギュラーとして試合に出場していました。もちろん、その生徒も塾バスに参加し、みんなといっしょにプレーするようになりました。身長も高く、フィジカルも、技術も、私たちなど足元にも及ばないほど素晴らしいプレーヤーでした!

 この生徒が、試合になったらどのようなパフォーマンスをするのか興味があり、昨年のGWに開催された春季大会をこっそり観に行きました。まだ、2回戦で強豪校との対戦ではなかったこともあり、試合は圧勝でしたが、その生徒のプレーは精彩を欠き、指導者からは、試合中に何度も大きな声で指示を受け、指導者に怒られないように、先輩たちに迷惑をかけないように、おどおどプレーしているように見えました。

 その試合の翌日、授業のために塾に来たその生徒に、私はこっそり試合を見に行ったことを伝え、彼に聞きました。

 「おまえ、バスケ楽しいか?」

少しの沈黙の後、「今は正直、楽しくないです。」という答えが返ってきました。

 チーム事情で、本来とは違うポジションでプレーしているため、どう動けばいいのかわからず、試合中も指導者から出される指示の意図が理解できず、何をすべきなのか戸惑っているようでした。

 その日の授業後、私は、試合中に聞こえた指導者の言葉をもとに、その言葉の意図を推測し、私の経験や知識を少し付け足し、彼に伝えました。それが、塾バス最初のアドバイスでした。それから少しずつ、できるだけシンプルに、わかりやすくバスケについてのアドバイスをするようになりました。

 私の最初のアドバイスは、「オフェンスリバウンド」

その内容については、次回、お伝えしたしたいと思います。