バスケットボールタイム

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福井国体 バスケットボール少年男子 最終結果!

2018 福井国体 バスケットボール少年男子決勝
福岡 101-76 愛知
(1Q:34-9、2Q:12-18、3Q:30-23、4Q:25-26)
優勝:福岡
準優勝:愛知

試合開始直後、福岡がゲームの流れを完全に掌握する。
インサイドにボールを集め、攻撃を組み立てようとする愛知に対し、福岡は堅い守りで簡単にシュートは打たせない。愛知は、スクリーンプレーなどを駆使してスペースを作り、そのスペースに走り込み、パスを供給するが、そのパスに福岡のディフェンスの腕が伸び、なかなかパスが通らない。攻撃の糸口がつかめない愛知に対し、福岡は速攻と、切れ味鋭いペネトレイトでディフェンスを収縮させ、パスアウトから正確無比な3Pで加点し、愛知を突き放す。

2Q開始直後、愛知は反撃の糸口をつかめないまま41-11と30点差がついてしまう。しかし、ここから愛知が並外れた底力を見せる!この苦しい展開を【個】の力で打開し始める。ボールを持った選手は、ゴールに向かって一直線に突き進む。チームメイトは、ゴールに向かってフォローに走り、オフェンスリバウンドに飛び込む。すさまじいまでの圧力で福岡のディフェンスを圧倒する。

ここから先は、愛知と福岡の力と力のぶつかり合いだ!ハイレベルな選手たちの気持ちのこもった、プレーの連続に目が離せなくなり、いつの間にか声が出てしまっていた。

得点だけを見れば、福岡の圧勝だが、この2チームの差はほとんどなかったように思う。

愛知は、1Qの点差を逆転すべく、速攻を受けるリスクを負ってでも、ゴールに向かって走り続けるしかなかった。高い位置からディフェンスでプレッシャーをかけ、少しでも早くボールを奪い、オフェンスリバウンドを取りに行くしかなかった。最後まであきらめず、苦しいゲーム展開の中でベストを尽くし、最後まで戦い抜いた愛知の選手たちに敬意を表したい。胸が熱くなる試合だった。

そして、自分たちの状況を正しく理解し、ゲームをコントロールした福岡のバスケットボールの質の高さにはほんとうに驚かされた。

これで、ますますウインターカップが楽しみになった。ウインターの決勝でも愛知代表VS福岡代表の決勝戦もあながち夢ではなく、実現する可能性は十分にあるのではないだろうか。

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