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栃木県高校1年生大会(最終日結果)

栃木県高校1年生大会の最終日、1年生のナンバーワンチームが決まった。

女子決勝 文星女子 78-97 白鷗
   (19-17、17-27、27-24、15-29)
この試合の、勝負のどころは1Qにあった。試合開始直後、文星女子が流れをつかみ、連続ゴールで8-0とリードを広げた。堅い守りから積極的にシュートを狙い得点を積み上げていく文星女子に対し、白鷗は、ドリブルスクリーン、ピック&ロールなどを駆使し、ペリメーターシュートで対抗。文星女子のほうがやや有利な展開のように思われたが、1Q中盤、白鷗のディフェンスが流れを変えた。
文星女子がローポストに入れたパスを立て続けに、白鷗のディフェンスがカット。ローポストへのパスを立て続けにカットされた文星女子は、ローポストにボールを収めることができず、インサイドにオフェンスの起点を作れない。そのため、1on1からのドライブ、3ポイントがオフェンスの中心となり、攻めが単調になってしまった。一方、白鷗は、多彩はオフェンスで得点パターンを絞らせず、前半終了間際の連続ゴールで、8点差をつけ前半終了。しかし、ここからが文星女子の本当の強さを見た。攻め手が限定される中、それでも勝利のためにハードワークし、白鷗のチームファウルで得たフリースローを確実に決め、ジリジリと点差を詰め、3Q終了時には、5点差まで詰め寄った。しかし、4Q、ハードワークを続けてきた文星女子の足が止まる。足がつりプレーが続けられなくなってしまった選手もおり、全員が消耗している様子だった。気持ちはあっても、ディフェンス、リバウンド、なかなかあと1歩が出ない。それでも、懸命にプレーする選手たちを見ていると、身を乗り出し、手に力が入り、応援せずにはいられなかった。この暑さの中、ベンチメンバーを含め7人で準決勝、決勝とタフな試合を戦いぬくことは、相当フィジカル的にきつことは想像に難くない。それでも、最後まで全力でプレーした文星女子の選手たちの姿は、まさに勇姿という言葉がふさわしい。
そして、心を折らず全力で戦う文星女子を相手に、最後まで走りぬき、選手同士がお互いをフォローし合い、多彩な得点パターンで得点する白鷗のバスケは、見ていたワクワクした。
熱中症になりそうなくらい熱い体育館の中で、とても見ごたえのある試合を見ることができた。両校に敬意と感謝の気持ちを伝えたい。

 

1年生大会結果(女子)
優勝:白鷗
準優勝:文星女子
3位:宇都宮中央女子、小山城南

 

1年生大会結果(男子)
優勝:宇都宮工業
準優勝:栃木
3位:宇都宮中商業、文星芸大附属

男子決勝 宇都宮工業 113-68 栃木
   (30-17、29-19、22-15、32-17)f:id:jukubas:20180824001356p:plain

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