バスケットボールタイム

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今さらながら、勝手にインターハイを振り返る!八雲学院vs桜花学園

今回はめずらしく、女子の試合を振り返ってみます。
対戦カードは、インターハイ準々決勝、八雲学園(東京1位)vs桜花学園(愛知1位)です。

八雲学園は東京都予選1位、関東大会では、東京2位の明星学園を決勝で下し優勝、シードを勝ち取る。対する、桜花学園は愛知県予選を1位で通過するも、東海大会で、愛知2位の安城学園に決勝で敗れ、ノーシードからの勝ち上がりとなった。

試合序盤、両チームとも、ハードなディフェンスの中、1on1を中心にゴールにせまる桜花学園、スクリーン・プレイ、パス&ランを効果的に使い、ゴールにせまる八雲学園。お互いの持ち味を発揮しながら息詰まる攻防が続く。

しかし、徐々に桜花学園のリバウンドが八雲学園を苦しめる。
ディフェンスリバウンドが1回でおさまりマイボールになる桜花学園、ディフェンスリバウンドがなかなか1回で収まらずマイボールにできない八雲学園。この小さな差が大きく結果を変えていったように思う。

オフェンスリバウンドをとれる桜花学園は積極的にシュートが打てる。その積極性が良い方向につながっていく。対する、八雲学園は、なかなかオフェンスリバウンドが取れないため、シュートの1つ1つの負荷が高くなってしまい、最終的には、八雲学園 48-74 桜花学園と大きな点差になったのではないだろうか。

実は、この試合を選んだ理由は、2回戦の八雲学園と開志国際との激闘を観て、八雲学園の流れるようなプレーに魅せられて、この八雲学園の試合を選びました。人もボールも流れるように動き、組織的に相手ディフェンスを崩すプレーは、私の理想とするバスケットだったからです。だから、この試合は、八雲学園に少し肩入れしながら観てしまいました。

私は、流れるようなパスワークで相手を崩し、ゴールを決めたとき、チームで得点できたような気がして、達成感を感じます。そして、組織力があれば、自分たちよりも身体能力の高い選手たちと対等に戦うこともできると信じています。八雲学園の試合には、小学生や中学生に参考にして欲しいチームプレイがたくさんあったので、是非、皆さんに見ていただきたいと思い、この八雲学園の試合を選びました。(是非、開志国際戦も見ていただきたいです!)