バスケットボールタイム

高校バスケを中心にバスケ情報を発信しています!

2019インターハイを振り返る!そして、勝手に高校バスケランキング(男子)

今回は、2019インターハイの結果を振り返ってみたいと思います。

 

まずは、ベスト8までに残ったチームを見てみましょう。
優勝:福岡第一(福岡)
準優勝:北陸(福井)
3位:報徳学園(兵庫)、開志国際(新潟)
ベスト8:広島皆実(広島)、延岡学園(宮崎)、東山(京都)、能代工業(秋田)

 

このベスト8に残ったチームのうち5チームがチーム平均身長上位12チームの中に入っている。
【チーム平均身長】
1位:明成 189.8㎝
2位:中部大第一 189.0㎝
3位:東海大諏訪 186.1㎝
4位:成立学園 185.3㎝
5位:福岡第一 184.8㎝
6位:開志国際 184.7㎝
7位:土浦日大 184.4㎝
8位:桐光学園 183.9㎝
9位:北陸、東山、延岡学園 183.3㎝

さらに、ベスト8に残ったチームのうち、6チームに外国人留学生がいる。ベスト4に残ったチームだけを見てみれば、全チームに身長200㎝以上の留学生がいる。

 

次に、優勝した福岡第一の勝ち上がりを見てみよう。
2回戦:福岡第一 129-47 海部(山口)*82点差
3回戦:福岡第一 91-62 土浦日大(茨城)*29点差
準々決勝:福岡第一 70-56 東山(京都)*14点差
準決勝:福岡第一 81-55 開志国際(新潟)*26点差
決勝:福岡第一 107-59 北陸(福井)*48点差

点差だけを見てみると、準々決勝の東山戦が14点差と最少得点差となり、事実上の決勝との呼び声が髙かった。3Q終了時には、福岡第一:49-45:東山と4点差という接戦だったことからも東山がいかに強かったのかがわかる。しかし、福岡第一の事実上の決勝は、同県のライバル 福大大濠との試合だったとの声が多いのも事実だ。そのため、もう少し前の福岡第一の試合結果も見てみよう。

 

2019.6.23 全九州大会
1回戦:福岡第一 113-41 大分舞鶴(大分)*72点差
2回戦:福岡第一 103-85 長崎西(長崎)*18点差
準決勝:福岡第一 94-59 豊見城(沖縄)*35点差
決勝:福岡第一 100-81 福大大濠(福岡)*19点差

 

2016.6.2 高校総体福岡県予選
決勝:福岡第一 78-71 福大大濠 *7点差

 

福大大濠は、ここ2戦の公式戦では、福岡第一に19点差、7点差で敗退しており、点差だけを見てみれば、東山(京都)よりも、良い試合をしていることもあれば、悪い試合もある。

このことから、1)平均身長が高い(180㎝以上)、2)身長200㎝以上の留学生がいる、3)福岡第一との得点差、またはその対戦相手との得点差、の3点から現在の高校バスケランキングを考えてみると、、、

 

SSランク:福岡第一(福岡)
Sランク:東山(京都)、福大大濠(福岡)
Aランク:開志国際(新潟)、中部大第一(愛知)
Bランク:北陸(福井)、延岡学園(宮崎)、報徳学園(兵庫)
Cランク:明成(宮城)、土浦日大(茨城)、東海大諏訪(長野)

となる。2019ウィンターカップでは、福岡第一が総体1位枠でウィンターカップ出場が決定しているため、福岡県予選を順当に勝ち上がれば、福大大濠がひさしぶりに全国の舞台に戻ってくる。そして、可能性は高くはないが、福岡第一と福岡勢同士の決勝戦になるかもしれない。これから約4か月の間に力を伸ばし、このランキングを覆すのはどのチームだろうか。福岡第一を止めるチームは現れるのか。楽しみに待とう。